RSpec作成の流れ
RSpecの作り方の流れをまとめておきたい。
※ 過去のメモと重複箇所多
テストコードはプロダクトコードに比べると絶対的な正解というのがあまりなく、色々な書き方が存在するので、解答例と寸分狂わずみたいなことを目指さなくて良い。
RSpec
スペックファイル作成
bundle exec rails g rspec:system AdminArticlePreviews
ドライバ設定, supportファイルの読み込み設定
① スペックファイルごとにドライバの初期設定が記載されているが、共通項目として別のsupportディレクトリ配下にドライバの設定ファイルを作成する
# spec/support/capybara.rb RSpec.configure do |config| config.before(:each, type: :system) do driven_by :selnium, using: :headless_chrome, screen_size: [1920, 1080] end end
- ドライバとはテストにおける動作システム。テストの実行環境のこと。デフォルトで設定されているRack::Testは高速だが、JSをテストすることができないので、JSが使えるseleniumドライバを設定している
- 互換性の問題でヘッドレスブラウザ(テストで使うGUIを持たないブラウザ)にはChromeを採用した方が良いらしい。Chromeを使うためにはwebdriversジェムを追加する。そうすると、依存関係にあるselenium-webdriverも一緒にインストールしてくれるので明示的に書かなくていいとのこと。(詳しくはよくわからない)
② 各スペックがsupport配下のファイル設定を読み込むよう、rails_helper.rbに記載
# 元々コメントアウトになっているものを外せばOK Dir[Rails.root.join('spec', 'support', '**', '*.rb')].each { |f| require f }
FactoryBotでテストデータを作成
① FactoryBotのファイルを作成
$ bundle exec rails g factory_bot:model user
② テストデータを作成する
FactoryBot.define do factory :user do sequence(:name, "general_1" } password { "password" } password_confirmation { "password" } role { :general } trait :admin do sequence(:name, "admin_1") role { :admin } end end end
- sequenceで連番データの作成ができる
- ユニークなテストデータを作りたい時に使う
- sequenceはブロックを渡さずに第二引数を渡すとRubyの.nextメソッドが呼び出され、上記のような書き方でも連番が作れる。
sequence(:email) { |n| "test#{n}@example.com" }
のように連続させたい数字が真ん中に挟まっている場合、.next
が上手く反映されないので大人しくブロックを渡す - 管理者権限はtraitを用いて付与
③ FactoryBotの記載省略を設定ファイルに追加
通常、FactoryBot.create(:user)のような記載でダミーデータを作成するが、設定ファイルに下記の記載をすることで先頭のFactoryBotを省略できる
# spec/rails_helper.rb confin.include FactoryBot::Syntax::Methods
user = create(:user)ないし、let(:user) { create(:user) }みたいな形で作成できる。
ログイン処理を共通項目として切り分ける
ログイン後のテストにおいて、一々ログイン処理をテストに書き込むのはDRYさに欠ける。このため、ログイン処理をモジュールに切り分ける。
① support配下にログイン処理を作成
# spec/support/login_macros.rb module LoginMacros def login_as(user) visit admin_login_identifier_path click_link 'Login' fill_in 'Email', with: user.email fill_in 'Password', with: 'password' click_button 'Login' end end
ちなみにmacrosとは
パソコンで、複雑な操作の手順をあらかじめ登録しておき、必要なときに簡単に実行させる機能。マクロ機能。 macro(マクロ)の意味 - goo国語辞書
② 共通項目なので、こちらもrails_helper.rbに読み込みを記載
RSpec.configure do |config| config.include FactoryBot::Syntax::Methods # 明示的にLoginMacrosの読み込みを記載 config.include LoginMacros end
実際にテストを作成
前述した通り、テストコードに絶対的な正解はないんだそう。ただ現状、自分の乏しい経験値では的確なコードを書くのはかなり難しい。たくさん書いて慣れていくしかないと思う。
require 'rails_helper' RSpec.describe "AdminArticlesPreviews", type: :system do let(:user) { create(:user, :admin)} describe 'ログイン後' do describe '画像のコンテンツブロック挿入後' do context '画像のファイルをアップロードしていない場合' do it '記事のプレビューページを閲覧できる' do login_as(user) click_link '記事' click_link '新規作成' fill_in 'タイトル', with: 'test' click_button '登録する' click_link 'ブロックを追加する' click_link '画像' click_link 'プレビュー' switch_to_window(windows.second) expect(page).to have_content('test') end end end end end
こんな感じで書いた。 テストを実行すると、
エラー発生
結論、テスト環境にもシードデータを追加することで解決。。
bundle exec rails db:seed_fu RAILS_ENV=test
seed-fuは、既に存在しているが変更したいレコードだけ更新したり、ファイル単位で実行できたり、簡単に書けるようなシンタックスシュガーがあったりど便利です。 railsで初期データを入れる(seed-fuの使い方) - Qiita
rails db:seedを何も考えずに使うと実行する度に同じデータが登録されてしまう。
もしくは、spec/spec_helper.rbに下記を記載
RSpec.configure do |config| config.before :suite do SeedFu.seed end end
テスト実行の度にシードデータを入れている。
着眼点として
- current_siteがnilである
- そもそもSiteのデータ登録が必要?
という思考には至らなかった。もし思い至ってもシードデータをテスト環境に追加しようとは思えなかった。
click_buttonとclick_linkについて
RSpec Capybara href の無い a タグにハマる - かもメモ
自分は検証で調べてbtnならclick_button、見た目がボタンではなくただのリンクならclick_linkみたいな使い方をして来たけれど、aタグはリンクでないとマッチしないらしい。
見た目がボタンならボタンというわけではないらしい。
参考にしたサイト
【Rails】はじめてのSystemSpec(RSpec) - Qiita